事業報告

1.概況 

 本会は青色申告制度の普及と指導育成を目的に昭和57年8月6日に創設、平成7年6月に公益法人として許可を頂き、更に、新公益法人制度改革法に伴い、平成24年4月1日付で一般社団法人としてスタート致しました。
 また、平成23年12月に、長年の念願でありました会館(沖縄納税研修会館)を法人会と共同で取得し、ここを拠点として活動をしてまいりました。
 税務行政は新たに事業者のデジタル化促進が加えられ、取引から事務処理まで一貫したデジタル化に向けた施策が行われております。
 個人事業主には適正申告と関係書類の保存、更にはICT(情報通信技術)の整備が求められております。
 本年度は令和6年1月から電子帳簿保存法がスタート、更には定額減税と目まぐるしい税務環境の変化のなか、本会は消費税に対応した記帳などの相談、優良な電子帳簿に対応するため会計ソフト「ブルーリターンA」を活用し利用率も前年同様高い実績を上げることができました。
 確定申告期の指導相談については、予約制と3月6日(木)以降は先着順(入場整理券方式:指定時間に再来場)を設けて対応し、職員指導員の人数が減るなか、職員一丸となり、無事に終了することができました。

2.組織の状況

(1)支部組織 本会は、会活動の充実をはかるため本島支部として那覇西支部、那覇東支部、浦添南支部、浦添北支部、西原町支部の5支部と離島支部として久米島支部、座間味支部、渡嘉敷支部、南大東支部、北大東支部の離島5支部の計10支部155名の支部役員を置き、会活動にご協力をいただいております。

(2)委員会の設置 本会の業務を分担するため、総務委員会、組織委員会、事業広報委員会、厚生委員会の各委員会が設置され委員会活動を行っております。

(3)青年部の設置  青年部は、本会の事業活動基本方針に則り、青年部員の資質の向上を図り、企業経営の発展に寄与するとともに、部員相互間の親睦を図り、本会の発展に寄与することを目的に、平成4年1月27日に設立。青年部員 26名(令和7年3月31日現在)

(4)女性部の設置 女性部は、「商売は主人、記帳と税務は女性の手で」を、スローガンに家族ぐるみの青色申告運動を円滑に推進し、女性の知識の向上と部員相互の親睦を図り事業の 繁栄に資するとともに、親会の発展に寄与することを目的に平成5年2月4日に設立。女性部員 53名(令和7年3月31日現在)

(5)青色申告会ゴルフ同好会結成 会員相互の親睦と交流を目的に、平成11年10月22日に結成。 実地回数年6回(偶数月第4木曜日) 開催場所 沖縄カントリークラブ 会員数 38名(令和7年3月31日現在)

(6)久米島事務所開設 本会の創立20周年記念事業として、組織充実、会員の資質の向上を図るため、久米島事務所を開設した。開設日(平成14年6月1日)設置場所 久米島町老人福祉センター内

(7)農業部会の設置 農業所得者のより一層の記帳水準の向上と健全な農業経営の発展並びに青色申告普及と組織の充実を図る目的で、農業部会を設置した。設置日 平成15年1月17日

(8)e-Tax推進部会の設置 e-Tax普及推進に積極的に取り組むため、e-Tax普及推進部会を平成18年11月14日に設置した。

3.研修事業報告

 健全な納税者団体として事業の公益性を高め、企業経営の発展と納税道義の高揚を目的に、納税知識の普及のため、税法の説明会、消費税指導充実強化、複式簿記講座、会計ソフト「ブルーリターンA」研修会、源泉納付指導、年末調整指導、その他各種の事業研修会を開催いたしました。更に、記帳指導や決算、申告指導においては予約制を導入し、より円滑に指導を行いました。また、e-Tax(電子申告)の目標を設定し、積極的に取り組み、普及拡大に繋がりました。